アラカンタロウの老後への道

アラカンの退職前になって老後破産・貧困老人から免れる方法を模索しながら試しているブログです。

65歳の年金をもらうまで働く、70歳まで繰り下げするメリットは?

こんにちは!アラカン・タロウです。

ラカンの皆さんは年金について勉強されていると思いますが、厚生年金について繰り上げ60歳から受給?それとも65歳受給?それとも繰り下げで70歳から受給するの?

私も年金定期便が来たので、自分の厚生年金について色々考えてみました。

結論・・・男性の平均寿命を考えると、働きながら繰り下げて70歳からもらう。でした!

 

 

 

 

1、年金の構成と特色

年金は完全自己申請方式で、自分が申請しないともらえないし、もし申請忘れの場合は5年以前のものはもらえません・・・親切でない方式です。

 

厚生年金の構成

老齢基礎年金と老齢厚生年金があり、厚生年金加入者は両方受け取ることができる。

 

老齢基礎年金 

20歳~60歳まで厚生年金または国民年金を480ヶ月かけれるもの。60歳以降はかけれない。

老齢厚生年金 

厚生年金に加入している間はずっとかけれて、給料に応じてもらえる額が変わる。

 

2、60歳から65歳まで年金をもらわずに厚生年金に加入して働くと

老齢磯年金は増加しないが、老齢厚生年金が増える。

 

老齢高年金=経過的加算+報酬比例部分

もし60歳までに480ヶ月を満たしてない場合は、経過的加算として1,600円/月ずつ増えていき、年間19,200円増。(480ヶ月以降は増えない。)また給料の多い少ないに関係ない。

 

報酬比例部分は給料が10万円なら500円/月増え、年間6,000円増。給料が40万円ならば4,000円/月増え、年間24,000円増えていく。

 

従って60歳以降を給料が40万円/月で働き65歳に480ヶ月となる人は、(19,200円+24,000円)×5年で216,000円の年金が増えることとなる。

 

3、65歳から70歳まで厚生年金に加入して繰り下げしながら働くと

繰り下げ受給制度には在職老齢年金が関係してくる

 

在職老齢年金は

標準報酬月額+ボーナスの1/12+年金の報酬比例部分の1か月分が47万円以上はもらえないことになっていて、それ以下ならば年金の減額は無いが、47万円を超える部分の1/2が年金より減額される。

年金をもらわなくても在職老齢年金はもらったとみなさられるため

従って、65歳以降の繰り下げによる0.7%/月毎の繰り下げ部分から目減りする。

ただし厚生年金に入っている以上は厚生年金は上積みされていく。

 

4、最終結

今のアラカン若くて元気なので、還暦過ぎても働いて社会とのつながりを大事にし、尚且つ自分で稼いで給料をもらいながら年金を増やすことがベスト。

 

60歳から70歳を年収800万円で働くと、8,000万円。60歳から70歳までを年収600万で働くと6,000万円。年収300万円で働いても、3,000万円は稼げる。

ただし税金は20%~23%の累進課税および社会保険・住民税がとられるので手取りは減ってしまうが。

働かずに、毎月資産の目減りに怯えながら生活するより、働いて余裕を感じて生活する方が精神健康上も良いと思う。

人それぞれ考え方は違うと思うが、年金財政が苦しい中で、早くから年金を(自分が働いた年数以上)もらって現役世代や将来われわれの老後資金を担う子供たちを苦しめるより、働いて社会の貢献をしながら、オマケで年金が増える。世のため社会のためになるのでは・・・