こんにちは!アラカンタロウです。
岡三証券のyoutubeでエミンさんがシリアの恐ろしい話をしていました。
シリアは内戦がおこる前も人口は1,500万人ぐらいのGDP25万円/人・年くらいの貧しく小さな国でした。しかし何故ロシアがシリアのアサド政権の後押しをしていたか?
シリアはサウジや他の資源国経由でヨーロッパの窓口になり得る位置にあった為。言い換えると石油や天然ガスをシリアまでパイプで引けば、地中海からヨーロッパに簡単に安価に燃料を運べる位置です。
ロシアにとっては、ウクライナ戦争前はロシアからウクライナを経由してヨーロッパに燃料をパイプで送り込んでいたので、シリアから安価なものが送られては、その邪魔になるためアサド政権にたいして支援して、それをさせなかったようです。
それが①のライン(エネルギーライン)がシリアの崩壊によって崩れ、もしアメリカやヨーロッパによりシリアからのエネルギー輸送が出来るようになると、ヨーロッパにエネルギーが行き渡り、ロシアの影響力も下がります。
そうなると今度は②のライン(貿易ライン)を狙い始めます。ロシア・中国・北朝鮮が組んで②のライン上で紛争を起こそうとします。
実際にロシアは潜水艦を配備し、中国は台湾海峡に戦艦船団を出しています。ロシアは北朝鮮に原子力潜水艦技術を教えています。
海底ケーブルを狙われれば日本は情報封鎖されて大変なことになります。それより日本・台湾VSロシア・中国・北朝鮮の一方的なウクライナの様に侵略戦争も勃発してきます。
中東の紛争は遠いところで起こっていますが、結局は大国同士の利害に振り回されています。明日は日本・・・にならない事を願うばかりです。