こんにちは!アラカンタロウです。
昨日、私どもが長年取引している会社から、創業20周年記念パーティーの招待状が届きました。
出会った当初は小規模な会社でしたが、私は意識的に仕事を回し、結果として取引依存度の高い関係を築いてきました。社内では「仕事を渡し過ぎではないか」と言われるほどで、当時の社長(故会長)からは「タロウ君は何か見返りを貰っているのか?」とまで言われたものです。
後になって分かったことですが、その頃の先方の財務状況はかなり厳しく、いわゆる火の車だったようです。それでも無理な案件を含め、スピード感を持って対応してくれた。リスクを取ってでも受注し、実績を積みに行く姿勢は、当時から経営者としての資質を感じさせるものでした。
そこから数十年。
今では売上規模は私の会社を上回る水準にまで成長しています。
注目すべきは、オーナー社長が会長に退き、外部から社長を招聘して事業拡大を進めている点です。創業経営者がいつまでも現場に居座るのではなく、成長フェーズに合わせて経営体制を切り替えた判断は評価できます。これは中小企業がスケールする際の典型的な成功パターンの一つでしょう。
世の中には、数年で消える会社もあれば、何十年経っても個人事業レベルから抜け出せない会社もあります。一方で、環境と人材が噛み合った瞬間に急成長し、ユニコーンのような存在になる企業もある。違いを生むのは、商品や技術以上に経営判断の質だと感じます。
結局のところ、私が最も重要だと思うのは人への投資です。
やり手の経営者や幹部を揃え、社内外にネットワークを張り、人を育てながら事業領域を広げていく。新規サービスの立ち上げや顧客層の拡大は、その結果としてついてくるものに過ぎません。
AIの進化は確かに無視できませんが、AIを使いこなす意思決定を行うのは人間です。企業価値を中長期で見たとき、最後に差を生むのは依然として人と組織だと思っています。
もっとも、こうした考え方自体が、すでに時代遅れの経営観・投資観になりつつあるのかもしれませんが。
ちなみに格好つけて書きましたが、よくその会社の新社長がボヤいています。会長が給料が取り過ぎて、いくら売り上げを上げても云々と・・・笑っちゃいますよね。