アラカンタロウの老後への道

アラカンの退職前になって老後破産・貧困老人から免れる方法を模索しながら試しているブログです。

感動のペア アイススケート

こんにちは!アラカンタロウです。

最近の私、完全に“じいさん時間”で生きております。

毎朝4時起き。いや、正確には4時“前”に目が覚める。

老化なのか、体内時計の暴走なのか。目覚ましより先に起きてしまう自分に、ちょっとだけ敗北感。ああ、歳には勝てません。

 

外はまだ真っ暗。静まり返った家の中。寒い。そして妙に、寂しい。

若い頃は夜更かし自慢をしていたのに、今は早起き自慢もできない中途半端な時間帯に生きています。

 

今朝もコーヒーを淹れ、ぼんやりテレビをつけると、NHKではミラノ・コルチナオリンピック。先日見た“りくりゅう”、三浦璃来木原龍一ペア。

昨日のショートプログラムではリフトのミスで5位。あのときの木原さんの表情が忘れられない。強い人が見せる、ほんの一瞬の弱さ。あれは、胸に刺さる。

完璧じゃないからこそ、人は美しいのかもしれません。

 

6時。ニュース開始。「さて、お弁当でも作るか」と立ち上がった瞬間――ニュース中断。りくりゅうのフリー演技が始まりました。

 

……ヤバい。時間がショートする。玉ねぎはまだ丸いまま。包丁も握っていない。

 

でも私はキッチンではなく、テレビの前に座り直していました。

 

演技は、息を呑むほど美しかった。二人の呼吸、距離、演技。画面越しなのに、なぜか空気がピーンと張りつめているのが分かる。

 

演技が終わり、木原さんが涙を流した瞬間、気づけば私も目頭が熱くなっていました。

昨日の悔しさを知っているからこその涙。ああいう涙は、若い頃より今の方が、ずっと沁みる。

 

そして歴代最高得点で金メダル。

 

ふと時計を見ると6時20分。ヤバい。感動している場合ではない。
ここからは現実。

 

玉ねぎをみじん切りにし、牛肉と炒め、卵を混ぜてオムレツ。トマトを刻む。

本当はもう一品欲しい。彩りも足したい。


ほんの少しだけ、余裕を見せたい。でも7時には家を出なければならない。

今日は少しだけ手抜き弁当。完璧じゃなくてもいい。
そう自分に言い聞かせる朝。

 

静かな早朝。涙ぐむ男。慌ただしいキッチン。

若い頃なら、こんな朝を“情けない”と笑っていたかもしれません。
でも今は思う。こういう時間も、悪くない。

余裕なのか。老化なのか。

 

答えは分からないけれど、少なくとも今朝の私は、少しだけ素直でした。