こんにちは!アラカンタロウです。
ホルムズ海峡封鎖が突きつける、日本の現実
イランによるホルムズ海峡の封鎖。
その影響で、中東からの原油や天然ガスの供給が止まり、歴史上でも例を見ない規模でエネルギーが滞っています。
この影響は、想像以上に深刻です。特に資源を持たず、備蓄にも限りがあるアジア各国では、すでにエネルギー不足が顕在化。電力供給は不安定になり、交通網にも支障が出始めています。
日本のエネルギー構造を改めて考える
日本における石油の使われ方は、おおよそ以下の通りです。
- 約3割:発電などのエネルギー用途
- 約3割:輸送・交通
- 約3割:石油化学などの工業原料
オイルショックを経験した日本は、発電分野においては原子力や石炭へのシフトを進めてきました。そのため、理論上は「エネルギー用途の3割」は石油依存から脱却可能です。しかし、問題はそれだけではありません。
世界で進む「電化」と「化石燃料」の分断
中国やヨーロッパでは、輸送インフラそのものの電化が急速に進んでいます。
その背景には、それぞれの事情があります。
- 中国:将来的なエネルギー不足への備え
- ヨーロッパ:ロシア依存からの脱却
一方で、アメリカやロシアのような資源国は、むしろ化石燃料を軸にした戦略を強化しています。
つまり世界は今、「電気を中心とする社会」か、「石油を中心とする社会」かという二極化に向かっているように見えます。
構図としては、中国・ヨーロッパ vs アメリカ・ロシアという形です。
日本はどちらに進むべきか
安全保障の観点から見れば、日本はアメリカとの関係を強化せざるを得ません。
中国・ロシア・北朝鮮に囲まれた地政学的な状況を考えれば、それは現実的な選択です。
ただし、エネルギー政策は別軸で考える必要があります。
つまり、
・安全保障:アメリカとの連携強化
・エネルギー・交通:脱石油の加速
この「二本立て」が現実解ではないでしょうか。
石油に依存し続けるリスク
仮にイラン情勢が落ち着いたとしても、石油価格がかつての水準まで戻る可能性は低いと考えられます。だからこそ日本は、
- 原子力発電の稼働率向上
- 再生可能エネルギーの拡大
- 輸送の電動化
を同時に進め、石油依存を現在の水準から大幅に引き下げる必要があります。
目安としては、使用量を3分の1程度まで削減するくらいの覚悟が求められるでしょう。
感情論ではなく、現実的な議論を
エネルギー政策の議論になると、感情的な反対論だけが先行し、具体的な代替案が示されない場面も少なくありません。(共産党やれいわ等が嚙みついてきそう)
しかし、今回のような事態を見ると、エネルギーは「思想」ではなく「生存」の問題であることがよく分かります。
現実を直視した議論が、これまで以上に必要です。
本来であれば、国際社会が協調して海上輸送の安全を確保し、エネルギー供給の安定を守るべきです。イランを総攻撃して、自由主義国家に生まれ変わらせてホルムズ海峡を安定航行させる。
しかし現実は、各国の思惑が複雑に絡み合い、簡単には解決しません。
だからこそ日本は、外部環境に振り回されないための準備を、これまで以上に進めていく必要があるのではないでしょうか。
結論としては、私の生活を苦しめないで。物価と株価の安定をしてもらいたい。
これが本心ですね。