こんにちは!アラカンタロウです。
最近、現場から少しずつ“嫌な空気”が漂ってきています。
まずは建築業者から一本の連絡。
「塗料や接着剤が入ってこない。今計画している建物、このままだと建てられない可能性があるので打ち合わせをしたい」とのこと。
いやいや、ついにそこまで来たか…という感じです。
資材不足の話は聞いていましたが、いよいよ“現実の工事が止まる”レベルに突入してきました。
一方で、当社のほうも無関係ではいられません。
尿素などの原材料が手に入りにくくなり、価格もじわじわ…どころか、しっかり上昇中。
ただ、ここは少しだけ先手を打っていました。
イラン攻撃が始まったタイミングで発注を2倍に増やしていたため、当面はなんとか耐えられそうです。
こういう時、「在庫はコスト」なんてきれいごとでは済まないですね。持っている者が勝つ局面です。
さて、そのイラン情勢。
アメリカとイランは一時停戦に入り、交渉を進めているとのことですが…正直なところ、どうなることやら。
そもそもアメリカは“本気で交渉する気があるのか?”
ここがどうにも腑に落ちません。
というのも、流れを見ていると目的はかなり一貫しているように見えるからです。
昨年は関税、今年はベネズエラやイランを通じたエネルギー面での圧力。
やっていることはシンプルで、「中国の首をじわじわ絞める」方向にしか見えない。

YouTubeの「楽待チャンネル」でも触れられていましたが、ドナルド・トランプはかなり計算して動く人物。
支持層はウォールストリートの富裕層が中心で、その意向に沿った政策を実行しているとも言われています。
さらにスコット・ベッセントも市場を意識した動きを見せ、結果としてアメリカの株価は押し上げられている。
このあたり、完全に“戦略としての経済”です。
振り返れば、トランプ政権1期目から方針はブレていません。
中国の経済力と軍事力の弱体化。
中国はアメリカに次ぐ経済大国ですが、同時に軍備拡大にも莫大な資金を投入してきました。
その結果、軍事面ではかなりの存在感を持つようになっています。
ただし、経済の中身はというと…かなり危うい。
バブル期に稼いだ資金を国内外へ一気に投資し、生産能力は世界トップクラス。AIなど最先端技術も急速に発展。
しかしその裏で、人が不要になる構造が進み、国内消費は冷え込み気味。
日本のバブルと違い、「モノ」に投資したバブルは崩壊したときの処理が難しい。
そこで出てくるのが“輸出頼み”。
借金を外に吐き出すように輸出を増やすわけですが、これは実質デフレの輸出です。
当然、各国は警戒します。
自国産業を守るために中国からの輸入を絞る流れが強まり、以前のようにはいかない。
となると、中国側の選択肢は限られてくる。
より影響力を広げ、自国製品を買わせる構造を作る。
管理を強めた国家モデルを外へ広げていく。
それを理解して、トランプ氏は高関税を仕掛けた。
ただ、中国がレアアースの輸出を止めたことで、関税を下げざるを得ない場面も出てきた。
結局のところ、力で押し切るのではなく、
“じわじわ削る”方向に舵を切ったように見えます。
さて、問題はここからです。
ベネズエラやイランの件が一段落した後、次はどこに手を打つのか?
そしてその影響はどこに飛んでくるのか?
結局また、世界中が振り回される未来しか見えない。
そしてその波は、確実に我々の現場や仕入れにも届いてくる。
遠い国の話のようでいて、気がつけば「塗料が入らない」という形で、すぐ足元に現れる。この流れ、まだまだ続きそうです。