アラカンタロウの老後への道

アラカンの退職前になって老後破産・貧困老人から免れる方法を模索しながら試しているブログです。

円安が止まらない、為替差益の税金は雑所得

こんにちは!アラカンタロウです。

円安がなかなか止まりませんね。このままの流れが続けば、170円/ドル、あるいは180円/ドルという水準も現実味を帯びてくるのかもしれません。

 

円安の大きな要因の一つは、やはり日本と米国の金利差です。

現在の日銀の政策金利は1%程度、一方で米国の政策金利は3.5%程度。これだけでも大きな差がありますが、実質金利という観点で見るとさらに違いが見えてきます。

 

例えば物価上昇率を考慮すると、

  • 日本:政策金利1%-コアコアCPI1.9%=実質▲0.9%
  • 米国:政策金利3.5%-コアCPI2.7%=実質0.8%

という計算になります。

 

もちろん単純にこれだけで為替が決まるわけではありませんが、少なくともお金を預ける側からすれば、日本円で持つより米ドルで持った方が有利に見えるのは事実です。

 

そうなると日本円を売って米ドルを買う動きが続き、さらに円安が進行するという流れになります。

そのため、日銀が巨額の為替介入を行ったとしても、根本的な金利差が解消されない限り、円安トレンドを変えるのは簡単ではないように思えます。

 

また、かつてのプラザ合意の時代のように、日本がアメリカから強く円高を求められていた時代とは国際情勢も大きく変わっています。

現在のアメリカの最大の関心事は中国との競争です。その中で日本は重要な同盟国として位置付けられており、結果として円安が続くことで日本国内への投資や生産回帰が進んでいる面もあるのかもしれません。

 

もちろん真実は関係者しか分かりませんが、日本にとっては製造業復活のチャンスとも言える状況です。

 

一方で、円安が進むと嬉しいことばかりではありません。

特に高額の外貨預金を保有している人は税金にも注意が必要です。

 

外貨預金の利息については通常20%程度の税率で源泉徴収されますが、為替差益は扱いが異なります。

円転した際の為替差益は雑所得となり、年間20万円を超える場合は確定申告が必要になります。そして雑所得は給与所得や年金所得などと合算されるため、人によっては思った以上に高い税率が適用されることもあります。

 

「ドルが上がったからラッキー!」と思って円転したら、翌年の税金が想像以上だったというケースも十分にあり得ます。

 

それでも、利益が出ること自体は悪い話ではありません。

私自身も円安の流れがまだ続く可能性はあると思っていますので、資産の一部を外貨で保有することは選択肢の一つだと考えています。



ただし、為替は誰にも読めません。

「絶対に円安になる」と決めつけるのではなく、株式や債券と同じように資産を分散しながら、無理のない範囲で外貨を持つのが賢いやり方かもしれませんね。