こんにちは!アラカンタロウです。
先日、IMF(国際通貨基金)のチーフエコノミストが、「ドルの覇権は依然として変わらない」という見解を発表しました。
最近は「ドル離れ」や「基軸通貨が変わる」といった話題を耳にする機会が増えましたが、実際には世界の貿易や金融の中心は今もドルです。その地位は簡単には揺らぎそうにありません。
一方で、ここ数年は金(ゴールド)の価格が大きく上昇しています。
「世界中の中央銀行がドルを売って金を買っているから」と言われることもありますが、今回の説明では少し違う見方が示されていました。
金ETFが普及したことで、現物の金を購入・保管する手間がなくなり、低コストで手軽に投資できるようになりました。その結果、投資マネーの一部が金市場へ流れ込み、価格上昇の一因になったということです。
もちろん、各国の中央銀行が金の保有を増やしていることも事実ですが、それでも世界中ではドルが決済や資産運用の中心であり、ドル覇権は今なお健在ということになります。
一方、日本に目を向けると、長年続いたデフレからようやく脱却し、物価が上昇するインフレ時代へと入りました。
スーパーへ買い物に行っても、外食をしても、「また値上がりしているな」と感じる場面が本当に増えました。現金を銀行に預けているだけでは、お金の価値が少しずつ目減りしていく時代になったと言えるでしょう。
さらに、円安も依然として続いています。
日米の金利差や日本経済の成長力を考えると、抜本的な改革が行われない限り、円安基調はしばらく続く可能性が高いのではないかと思います。
そのような中、日本政府も経済安全保障と産業競争力の強化を目的に、造船・宇宙産業・防衛産業・AI産業を戦略分野として位置づけ、補助金や税制支援などを通じて投資を後押ししています。
米中対立や地政学リスクの高まりを背景に、これらの分野には今後も国内外から多くの投資マネーが集まる可能性があります。かつて朝鮮戦争やベトナム戦争による特需が日本経済を押し上げたように、今回は経済安全保障や先端技術への投資が、新たな成長の原動力になるのかもしれません。
もちろん、すべての企業が恩恵を受けるわけではありません。しかし、時代の流れを考えれば、こうした成長分野に注目しておく価値は十分あると思います。
そして、私たち個人投資家も考え方を変える必要があります。
デフレ時代は、現金を持っていてもお金の価値はほとんど変わりませんでした。しかし、インフレと円安が進む時代では、現金だけを保有すること自体がリスクになってきます。
だからこそ私は、現預金を必要以上に抱え込むのではなく、日経平均に連動する投資信託や日本の成長企業、さらに米国株や米国債券などにも資産を分散し、日本と世界の成長を取り込んでいくことが重要だと考えています。
これからは、「貯金をする時代」ではなく、「お金にも働いてもらう時代」です。
インフレ、円安、そして世界経済の変化という大きな流れを味方につけながら、自分の資産をどう守り、どう増やしていくか。
老後を安心して過ごすためにも、今まで以上に資産運用の重要性が高まってきたと感じています。