アラカンタロウの老後への道

アラカンの退職前になって老後破産・貧困老人から免れる方法を模索しながら試しているブログです。

株価爆上がり?でも・・インフレで苦しい我が家の家計

こんにちは!アラカンタロウです。

春分の日が過ぎて、やっと春の気温になってきますね。桜の開花予想日が過ぎても、まだ桜が咲いていません。週末からは雨、菜種梅雨らしいです。

 

春の雨には「春時雨」、「小糠雨」、「穀雨」などがあるそうです。そう言えば昔々、オーヤンフィフィーが「♬小糠雨降る御堂筋~♪」なんて歌っていたのを思い出します。

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春が来たのは良いのですが、株式市場も春が来て株価が爆上がり状態です。

日銀も0金利政策を見直すかと思ったのですが、手のつけようがないみたいです。

 

10年前に安部総理と黒田総裁でデフレ脱却目的で異次元の金利緩和策に踏み切りました。コロナが明けて、諸外国はインフレ対策で金利を上げましたが、日本だけが0金利政策を続けました。

 

それによって円安が進んで、輸出している大企業が大儲け、その上金利が0だからドンドン大企業の内部留保が膨らみ200兆円に膨らんだようです。

 

ただし大企業は海外に工場をたてているので、国内の景気は全然上がりません。その上、日銀は日本株ETFを買い増して67兆円も大企業の株を買って、コロナ禍で下がって行った株価の下支えを行ったのです。

日本の大手企業72社の10%を超える大株主になったのです。

日銀はその株の配当で2兆円程儲けていますが、これは本当は投資家が享受するものです。しかしもしその株を一気に放出すると、株売りが加速して株価の低下にもつながりかねます。

 

また、日本の企業は178万社あり、その内で従業員数が10人を超える企業は44万社。上場企業は4,000社。日経平均に含まれるのは225社です。

 

日本の業態は大手企業が下請け企業の利益を吸い取る吸血鬼型業態です。従って、大企業が賃金を上げるのは可能ですが、それにぶら下がる殆どの中小企業では賃金を上げる余力がありません。

日銀は金利を上げると国内企業が借りている金利が上がり、余計に景気が悪くなる。このままでは円安が進み輸出企業だけが儲けて、インフレは加速して、GDPの半分を占めている国内消費が益々下がる。

 

どうなるのでしょうか?大企業の賃上げや株価上昇で日本の個人資産が過去最高に上がっているそうですが、中小企業に従事する私達には恩恵が薄いようです。

 

私が会社帰りにいつも寄っているスーパーでの食品買い出しも、1.5倍に上がっているような気がします。野菜も肉も魚も全部値上げです。

マネーフォワードで決めている生活費予算を毎月上回るようになってきました。今月も生活費が85,000円上回る予想が出ています。「ヤバイ!」

 

困ったものです。給料は上がらないのに、物価が上がり、税金や社会保障費も上がります。社会の格差がますます広がり、私の様な小市民は生きるだけで精いっぱいの社会になりそうです。

 

政府、日銀!なにか有効な対策は打てないのか?裏金作りや、そのあぶり出しに躍起になっているのではなく、ちゃんと仕事をしてほしい物です。