アラカンタロウの老後への道

アラカンの退職前になって老後破産・貧困老人から免れる方法を模索しながら試しているブログです。

今時ありえない会社・・・約束手形

こんにちは!アラカンタロウです。

少し前から新しい仕事の引き合いがきていましたが、その仕事の話と言うより支払い条件で、今時あり得ない事を言われビックリしました。

 

そもそもその仕事の見積もりを出した時点で、高いので少し安くしてほしいとの事だったので、値段を下げました。ただ見積条件には月末〆の翌月末現金払いを書いていました。

 

そうこうしている内に、その会社から社内でOKが出たので打ち合わせをしたいとの事で、再度会うことになりました。

 

今までは業務側の部長が話を持ってきていたのですが、その会社の執行役員経理課長が同席していました。

 

話をしていく中で、支払い条件の話になりましたが、先方曰く、月末締めの翌20日手形払いだそうです。



私達は経済産業省の指導に従って、手形払いを辞めている状況です。その旨を話しましたが、それでは手形を割り引いて支払いをしたいとのことです。

「???」割り引く?

結論から言うと、現金を払うのでその手形のサイト分の金利を当社で負担しろとのことです。それがまた3%とか?

思わず高利貸しかと思いました。いい加減0金利、銀行に至ってはマイナス金利の世の中です。マイナス金利解除したと言っても、金利の引き上げはされていなくて0金利のままです。



サイトが90日なので3%だと、年利12%のサラ金闇金並みです。

ネットより

中小企業庁が業界団体に要請
 検討会の提言をうけて、中小企業庁公正取引委員会は2021年3月、関係事業者団体に向けて、次の内容を要請しました。

・下請代金の支払は可能な限り現金で行う
・手形等により下請代金を支払う場合は、手形等の現金化に係る割引料等を下請事業者に負担させることがないよう、これを勘案した下請代金の額を十分に協議して決定すること。

とあります。

 

今時トチ狂った会社もありますが、中小企業や下請けの会社ではありがちです。

もっと健全な構造になれば良いのですが、この仕事を持ってきた会社も規模の小さな会社で、上流の会社からは手形の支払いをのまされてるようです。

 

「そりゃあ中小企業の会社の給料は上がらないはずですよね!」

 

大きな企業は内部留保を大きく貯めて、その金で投資して増やし、小さな会社は手形で仕事を受けて、そのサイト分の金利を負担して儲けが減る。更に下流に向け同じような構造で出来上がっていく日本の業態。

 

大きなところはより富んで、小さなところはより貧しくなる。

料金叩き、支払い叩きで儲けようにも儲けれない、給料上げたくても上げられない。

レッドオーシャンでおぼれる中小企業の話でした。チャンチャン!