こんにちは!アラカンタロウです。
先日もラオスでオーストラリア女性がメタノール中毒で死亡しましたね。ラオスは共産主義の国なので情報が取れず問題となっています。
国内でも製薬会社の社員がメタノールを混ぜたお酒を奥さんに飲ませ殺害していました。
同じような名前でエタノールがありますが、こちらはお酒に入っている成分です。
エタノール=エチルアルコール CH3CH2OH
メタノール=メチルアルコール CH3OH
昔、科学の授業でメタン・エタン・プロパン・ブタン・ペンタン・ヘキサン・・・・とかアルカン式を習いましたね。
CnH2n+2のこれです。これにOHがついて○○ノール。
プロパンにOHでプロパノールはインキ溶剤等に使われます。
アルコールランプの燃料はメタノール。
エタノールが分解されると、アセトアルデヒドになります。メタノールが分解されると、ホルムアルデヒドやギ酸になります。ホルムアルデヒドはアセトアルデヒドより毒性が強いです。
メタノールが体内に入ると、アセトアルデヒドより毒性の高いホルムアルデヒドに分解され、最後に腐食、浸透性がある猛毒「ギ酸」へと分解されます。ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質の一つとして知られ、気体は呼吸器などの粘膜を刺激し、咽頭充血、呼吸困難などの症状をひきおこします。
また、ギ酸は頭痛や吐き気を引き起こし、さらに視神経を傷付け視力障害や失明を引き起こします。
戦時中にお酒が無くて、メタノールを飲んで失明したとか、死亡したとか?結構あったようです。
怖いですね。アル中の私としては、ラオスのようにお酒にメタノールを混ぜられても知らずに飲んでしまいそうです。
ただしお酒にも少量のメタノールは混在しているそうです。ワイン1,000mlあたり0~624mg、ブランディ―で103~835mgだそうです。
0.06%~0.83%ぐらい入っているそうです。