こんにちは!アラカンタロウです。
少し調べものをしていたら、YouTubeで長濱利廣エコノミスト(高市政権で経済財政諮問会議の民間議員)が、2026年の「骨太の方針」について解説している動画を見つけました。
内容を聞いていて、「なるほど、そういう考え方なのか」と納得したので、自分なりに整理してみます。
これまで政府はPB(プライマリーバランス)の黒字化を財政健全化の目標として掲げてきました。
ところが2026年の骨太の方針では、大きな考え方の転換が示されています。
それは、「PBの黒字化そのものではなく、経済成長によってGDPを拡大し、政府債務残高の対GDP比を下げることが重要である」という考え方です。
なるほど、借金を減らすことばかり考えるのではなく、日本経済そのものを大きくしてしまおうという発想ですね。
そのポイントになるのが、
名目経済成長率と金利の関係です。
- 名目成長率 > 金利 なら、借金の重さは自然に軽くなる。
- 名目成長率 < 金利 なら、借金の負担はどんどん重くなる。
非常にシンプルですが、納得できる話です。
現在の日本はインフレ局面にあり、物価上昇率は約2%。ここ数年の実質経済成長率は1%前後なので、合わせると名目成長率は約3%になります。
仮に現在の名目GDPを650兆円とすると、毎年3%ずつ成長すれば10年後には約873兆円になります。
一方、政府債務を1,300兆円と仮定すると、
- 現在:1,300兆円 ÷ 650兆円 = 約200%
- 10年後:1,300兆円 ÷ 873兆円 = 約149%
となり、借金の金額が変わらなくても、GDPが成長することで債務残高の対GDP比は大きく改善するというわけです。
さらに、GDPが成長すれば企業の利益や個人所得も増えます。
そうなれば法人税や所得税などの税収も自然と増え、結果としてPBの改善にもつながっていきます。
実際、ここ数年は税収が過去最高を更新する年が続いていますし、日本の国債格付けもA+という比較的高い評価を維持しています。
もちろん課題はありますが、日本経済が悲観論一色というわけでもありません。
さらに政府は、官民合わせて約370兆円の投資を掲げています。
AI、半導体、防衛、インフラなどへの投資を進めることで、生産性向上や雇用拡大を図り、経済成長をさらに加速させる狙いです。
そして最終的には名目GDP1,000兆円という大きな目標を掲げています。
正直なところ、かなり高い目標だとは思いますが、「経済を成長させて財政を改善する」という方向性は、これまでとは違ったアプローチで興味深く感じました。
こうしたシナリオがうまく進めば、円相場も極端な円安ではなく、130円~165円程度のレンジで推移するという見方もあるようです。
ただ、物価が上昇する時代であることは変わりません。現金だけを持っていても、お金の価値は少しずつ目減りしてしまいます。
だからこそ私は、これからも投資を続けながら、資産防衛を意識していきたいと思っています。
「貯金だけでは安心できない時代」。そんな時代だからこそ、お金にも働いてもらうことが、これからますます大切になりそうですね。