こんにちは!アラカンタロウです。
私の会社ですが、売上35億円で従業員数120名ほどの中小企業です。
先日、会社の現場を管理している人間から相談がありました。彼は50代後半で自身の父親が倒れて、奥さんの両親も車の免許を返したので両方の面倒を見る必要が出てきたとの事でした。
彼は共働きで奥さんは医療従事者なので、比較的経済面では助かっているようで、両方の親から遺産分けの申し出を受けているので生活は問題ないとのことです。
相談内容は時間制のアルバイトに出来ないかの事でした。週に数回7か所の病院に親を車で連れて行かないといけないようです。
私は会社と相談して、これからは老々介護の人間が増えるため、就業態形もある程度柔軟な態形を取らないと中小企業で雇用を確保するのは困難になってくるので、雇用形態を変更するように相談をしました。
ただし会社に必要な人間や役職に限りますが、困った時はお互い様です。
予め自分の勤務表を本人に作成させて、半日休んだ部分を土曜や日曜の半日出勤に振り替えます。また足りない部分は有給消化や最悪は出勤日を減らしても月給制なので給料は変わらないようにしました。(常識範囲内で)
それと事務の管理者も家族の事故で数カ月休みの付き添いがあったのですが、手の空いている時間に会社のパソコンを持って行ってリモートワーク扱いにしました。実際には午前の少しの対応のみ。その間は私が仕事を手伝っていました。
このように出来るのも私が会社の役員をしているので、会社に対してある程度話が出来る為ですが、私が引退した後は知りません。ただしこれからは本当に老々介護が加速化していきます。
ますます労働人口が減ってくる社会で老々介護で会社を辞めないといけない事態になった場合に柔軟な対応が取れないと益々労働力が不足します。
ただしボケている等で完全に付きっきりの介護はどうしようもありませんが・・・そうなると共倒れになります。その前にケアマネージャーに相談して、介護支援の手続きを取る必要がありますが、数カ月かかるので早めの手配が必要です。
最終的には介護施設の利用も必要になります。ただし費用がかかるので、その費用をどのように負担するか?自分の老後資産を確保しながら親の面倒を見るのは大変になります。そのためにも仕事が続けれる会社が必要ですね。
自分の老後と老親の介護、グレー大国日本はこの先どうなるのでしょうか?