こんにちは!アラカンタロウです。
シリア崩壊からイスラエルがどんどん出張ってきています。シリアの軍事拠点の軍備を空爆で破壊(アサド政権時代の軍備がイスラム過激派の手に渡らないように)し、更にはゴラン高原も占領し、永遠にイスラエルのものだと宣言しています。
もともとゴラン高原はシリア高原とも言われていて、シリアの住民が住んでいました。そこを第三次中東戦争でシリアが7割が占領し、第四次中東戦争で完全占領しました。
シリア住民は避難しましたが、そこにイスラエル人の入植がはじまりました。しかし国連ではイスラエルの占領を認めていませんが、そこに住むシリア人もイスラエルの市民権を与えて、さらに当初2万5千人程度だったイスラエルの入植者を30万人に増やす計画もしています。
2019年にトランプ大統領がゴラン高原はイスラエルの主権だと表明したので、再選した来年にはまた何か動きがありそうです。
更には、アサド政権崩壊後にシリアの反体制派指導者らは国内のロシア軍基地と外交機関の安全を保証することに合意したと伝えたのですが、ロシアの軍事ブロガーによると、基地周辺の状況は極めて緊迫しており、安全がいつまで保証されるか不明らしいです。
シリア国内のロシア軍基地は、西部ラタキア県のフメイミム空軍基地と地中海沿岸のタルトゥース海軍基地の2カ所あり、タルトゥース基地はロシアにとって地中海で唯一の修理・補給拠点で、ロシアはここを中継基地として民間軍事会社をアフリカに送っているそうです。
このため、タルトゥースの拠点を失うことは中東、地中海、アフリカにおけるロシアの影響力に深刻な打撃をうけることになります。
結論を言えば、中東に影響力を示していたロシアの勢力がそがれます。イスラエルがどんどんその辺りを侵食しやすくなった?後ろ盾はトランプ?