アラカンタロウの老後への道

アラカンの退職前になって老後破産・貧困老人から免れる方法を模索しながら試しているブログです。

エ~ 国民年金加入期間が40年から45年に延長?どうなるこれから!!

こんにちは!アラカンタロウです。

皆さん、「国民年金の加入期間が40年から45年(65歳)に延長するかもしれない」って知ってました?

2024年に決まり2025年から開始するかもしれないだそうです。それって損・得なの?

結論は「人の考え方により損得感が違うので結論はつけ難い!」です。

私なりの考え方をご説明いたします。

 

 

国民年金掛け金

国民年金の掛け金は、平成16年の改正で物価や社会情勢による複雑な計算でジワジワと上がり続けて、平成17年で13,580円~令和4年で16,590円と上がっています。

 

厚生年金掛け金

税引き前の見込み給料で88,000円/月~650,000円/月で32等級に区切られて、それぞれ引かれる金額が変わります。また掛け金は会社と本人の2分割均等で掛けています。

<例>

現在の日本の平均所得が450万なので、ボーナスを50万×2回=100万円とすると、350万円が月収部分で税引き前の約30万円/月が対象となり54,900円が掛け金。ただし会社と折半なので本人は27,450円

 

国民年金と厚生年金の掛け金から年金としてもらえる金額比率

国民年金が断然得をしています。

国民年金総掛け金

現状平均すると、大体15,000円ほど。40年(480ヶ月)かけて

総額 15,000円×480ヶ月≒720万円ほど

国民年金のもらえる最高額 779,300円

国民年金比率

779,300円/7,200,000円=10.8% ※①これを一生もらえます。

 

厚生年金総掛け金

<例>の場合でシミュレートすると

厚生年金掛け金総額は54,900円×480ヶ月=26,352,000円(会社と本人の両方加算)

この内、国民年金掛け金部分を7,200,000円と仮定すると

26,352,000円-7,200,000円=19,152,000円が厚生年金にかかる部分と仮定される。

貰える年金が1,450,000円/年とすると

老齢厚生年金は1,450,000円-779,300円(老齢基礎年金)=670,700円/年

 

 

老齢厚生年金比率

670,700円/19,152,000円=3.5%

国民年金に比べて老齢厚生年金の運用率・貰える率の低いこと!

 

個人の負担分だけで考えると

26,352,000円/2(会社負担分を除く)-7,200,000円(老齢基礎年金分)=5,976,000円

670,700円/5,976,000円=11.2%

表面上は得した感じですが、会社負担分は、結局は私たちが労働した報酬と同じ価値(会社が払わなくていいのなら私たちの給料になってた)ですので、やはり損。

 

結論

「長生きして受け取れる期間が長いほど得。受け取る前に死んでしまったら損。」

※①の割合が変わらない場合は、運用比率(貰える比率)の高い国民年金は長くかけられるほど得。

会社員も余計に老齢基礎年金を掛けれるので得になります。

ただし、国がその年金維持の財源をどうするかにもよりますが、更にその財源を税金等で負担するのはなかなか困難では?

※①の割合が下げられるか?新たに何か税金を作って補填されると損。

 

大切な事は、年金制度や健康保険制度とは相互扶助の考えのもと作られていると思います。

元々は平均年齢が70歳まで生きていたのが、80歳・85歳となり寿命が延びたのだから、相互扶助の考えから、やはりその長生き分を確保するためにも加入期間を延長し、掛け金を払うべきだと思います。

 

それなのに年金未払いも30%いるとか?その上、中には自営業で損失を演じて年金免除までしている人がいるといないとか?

年金免除は年金を掛けなくても、年金を数割貰える制度です。

そりゃあ年金の財源も確保が難しくなりますよね!

 

だいたい年金の制度が無かったらどうしてますか?年金型の保険でまかなう?

保険は結局は払い損です。そりゃあ保険屋さんの高い給料を保険料から払うのだから当たり前です。昔は得な保険もあったみたいですが、保険屋から説明もあまり無に割の合わない保険に掛け替えさせられている人が多いようですしね。

 

またリスク無で※①の様な利率が確保される運用ってこの世にありませんから、よっぽど年金は優れたものだと思います。

 

それにGPIF(年金積立金管理運用独立法人)の運用もなかなか調子が良さそうですし。

日本債券・外国債券・日本株・外国株に4等分で運用しているようです。年平均3.56%ほどの運用益を上げているようです。(今年2022年四半期はマイナス1.9%ですが世界中のマイナス割合よりかなり優秀な成績だと思います。)

 

まあどうなるんでしょうね、これから?

賛否両論あるかと思いますが、ディスる事は誰にでもできます。

そんな無駄なことをするよりも、無いよりマシと考えて、自分で対策(長く働く・貯蓄を増やす・投資をする等)を取っていくしか方法が無いような気がしてきました・・・長生きがリスクの時代に突入しましたね!

皆さん健康で長生きして、年金をもらい続けましょう~!!