アラカンタロウの老後への道

アラカンの退職前になって老後破産・貧困老人から免れる方法を模索しながら試しているブログです。

お題 「死ぬかと思った瞬間」フィリピンでデング熱 治療方法無し 本当に死ぬかと思いました

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

こんにちは!アラカンタロウです。

皆さん、デング熱って知ってますか?めちゃ、大変でした。本当に死ぬかと思いました!デング熱にかかったらどうなるか?フィリピンではどんな診察、治療をするか?ご紹介いたします。

 

フィリピン逃避行で地獄を見た話

デング熱とは

デング熱とは、デングウイルスが原因の感染症であり、熱帯病の一つである。 蚊の吸血活動を通じて、ウイルスが人から人へ移り、高熱に達することで知られる一過性の熱性疾患である。症状には、発熱・頭痛・筋肉痛・関節痛、はしかの症状に似た特徴的な皮膚発疹を含む。

治療方法は対症療法が主体で、急性デング熱にはいま起きている症状を軽減するための支持療法が用いられ、軽度または中等度であれば、経口もしくは点滴による水分補給、より重度の場合は、点滴静脈注射や輸血といった治療が用いられる。ただ稀ではあるが、生命を脅かすデング出血熱に発展し、出血、血小板の減少、または血漿(けっしょう)漏出を引き起こしたり、デングショック症候群に発展して出血性ショックを引き起こすこともある。

このウイルスには4つの異なる型があり、ある型に感染すると、通常その型に対する終生免疫を獲得するが、他の型に対する免疫は短期間にとどまる。また、異なる型に続けて感染すると、重度の合併症のリスクが高まる。

デングウイルスに感染しても8割は無症状であり、それ以外も軽度の症状、例えば合併症を伴わない発熱症状が現れるだけがほとんどである。しかし、5%の感染者では重症にまで発展し、さらにごく一部では生命を脅かすこともある。潜伏期間(感染してから症状が出るまでの期間)は3日から14日であるが、ほとんどの場合は4日から7日である。

ウキペディアより引用

フィリピンへ逃避行の旅

今から20年ほど前に、前の会社を自己都合退職して、フィリピンへ一人で逃避行の旅に数カ月出ました。フィリピンにいる知り合いを頼って旅に出たのですが、それ以前には何度もフィリピンへ旅行していたので、あまり不安はありませんでした。ルソン島のマニラから北部を色々なところを周遊しました。

その時、主に泊まっていたのはカラオカン市にある友人の家、マニラの北北東部にある街です。直線距離でマニラから直線距離で10Kmぐらいですが、渋滞と交通ルール無視のため、車で3時間ほどかかります。

フィリピンは昔の日本のように、家族・親戚が助け合って生活を行う寄合い所帯のように大人数で生活しています。そこに転がり込みました。ただし家族の生活費は私のお金から出ていきます。

フィリピンについて私個人の感想

言語はタガログ語で小学生から英語で授業を受けているので英語は通じます。

フィリピンの生活費は日本の1/6ほどの物価(20年前)で、フィリピン産の農作物は非常に安く手に入ります。主食はタイ米に豚・鳥・テラピア、野菜料理。マンゴーは果物というより、キュウリみたいな感覚で青い状態でバグオン(小さなエビの塩漬け)をつけて食べます。孵化する直前のアヒルの卵をゆでたバロットも見た目はグロイですが、非常においしいです。

気候は雨季と乾季の2つの季節。一年中温暖で、昼間はうだるような暑さですが、日陰は案外涼しいです。スコールもあり、雨の日は洪水になりやすいです。水道や電気もすぐに止まったりして、日本では考えられないことが頻繁に起こります。

治安も悪く、女性子供は夜に歩いているとすぐに銃で脅され金銭や命を取られます。田舎から中心都市マニラに出て来て、職もなく乞食ように暮らしている人がそこら中にいるのです。したがって都市圏に近いほどスラムの様相が濃くなっています。

完全な学歴社会で大学を出てないと職につけず、優秀な人間は海外に出稼ぎに行き、家族に仕送りしています。貧富の差が激しい国で、大富豪・富豪・大地主または貧乏人みたいな感じです。

デング熱発症

あるときSMと言ってフィリピンの大型商業施設に遊びに行ってました。その帰り、急に悪寒と関節が痛くなり始めて、帰った時には40度を超える高熱がでてました。友人に大きな病院に連れて行ってもらいました。

診察と治療

若い女医が出て来て、私の腕にゴムチューブを強く巻き付け、その巻いた痕を見て何も検査せずに診断しました。結果はデング熱とのことでした。成人男性である程度年齢がいっているので、死なないような話でした。治療は家に帰って、解熱鎮痛剤と水分を取るように言われました。

私は高熱のせいで機嫌が悪かったためか、いい加減な診察をする女医と口論に・・・当時何を口走ったのか?忘れましたが。しんどくて、待合室の椅子に倒れこんでいたら、その女医が通りがかりに「早く帰れ!」とまくし立ててきました。しんど過ぎて反論もできませんでした。

フィリピンは治療費が高く、それだけで何万円も払ったような、忘れました。

友人の妹が同時にデング熱になりましたが(ということは家で蚊に刺された?)、当時は中学生だったので入院して点滴治療を行いました。なんじゃ・・・この扱いの差は?治療費はなぜか私が払いました。

症状

帰りに薬局(フィリピンは処方箋なしで医薬品が何でも購入できます)で解熱鎮痛剤とゲータレードの粉を大量に買って帰りました。

帰ってからが大変で、お腹(胃・肝臓・膵臓などの内臓全部)が死ぬほど痛くなり始めました。多分、内臓が腫れたためだと思います。その後、発疹が全身に出始めて熱は下がらないし、「死ぬかも?」と本気で思いました。

回復

本当に苦しかったのは、3日~4日で熱もだいぶ下がりましたが、内臓はまだ痛みが残ってました。1週間もすればすっかり良くなりましたが、発疹の跡が痒くてたまりませんでした。

 

皆さんも海外旅行、特に東南アジアに行くときは、虫よけスプレーと香取ベープマットをお忘れなく!